橋本みゆき(編) 猿橋順子 髙正子 柳蓮淑 二世に聴く在日コリアンの生活文化 「継承」の語り 在日2世の生活文化の実践や意味づけの語りを通じて、在日コリアンの世代間関係およびエスニシティの動態に迫る。3つのインタビュー事例を読み物風に編集した「生活文化ものがたり」(第1部)と、社会学、社会言語... 続きを読む 2021年5月5日
廣野 美和 一帯一路は何をもたらしたのか 中国問題と投資のジレンマ 公共施設に投資して経済を活発化させる構想として注目を浴びている中国の一帯一路構想。しかしこの構想は、既存の国際秩序を揺るがし、投資先で債務の罠を生じさせるのではないかと懸念を呼んでいる。本書では、これ... 続きを読む 2021年4月28日
中山 大将 サハリン残留日本人と戦後日本 樺太住民の境界地域史 サハリン残留日本人とはいかなる経験をした人々なのか。境界変動は住民にいかなる影響を与えるのか。外交文書、市民団体資料、聞き取り調査を基に〈国境と国民の時代〉を境界変動・住民移動・国民再編という観点から... 続きを読む 2021年4月14日
鶴見太郎 イスラエルの起源 ロシア・ユダヤ人が作った国 ホロコーストのあとの1948年にイスラエルは建国されたが、ホロコースト以前から、ユダヤ人国家を作ろうとするシオニストの動きは活発化していた。その基盤となったのは、旧ロシア帝国出身のユダヤ人だった。 ポ... 続きを読む 2021年3月31日
宇田川彩 それでもなおユダヤ人であること ブエノスアイレスに生きる〈記憶の民〉 重いリュックを背負って、しなやかに歩む! 旧約聖書の時代からディアスポラとして暮らしてきた彼らが、今もユダヤ人であり続けるのはなぜか? ある場所からの出立は、ユダヤ史において繰り返されてきた光景であっ... 続きを読む 2021年3月17日
上水流久彦 帝国日本における越境・断絶・残像 人の移動 モノの移動(二冊) [人の移動] 国境なき越境、その実像を「人」から探る。内地と外地を厳しく分けながらも一体化をはかる強大な国家権力。複雑な境界線が入り混じる中で、統治下の台湾・朝鮮そして満洲まで軽々と渡りゆく人々もいた... 続きを読む 2021年3月10日
佐々木一惠 Redemption and Revolution American and Chinese New Women in the Early Twentieth Century 20世紀初頭、アメリカ合衆国が帝国主義勢力として台頭していく中、大学教育を受けたプロテスタントのアメリカ人女性たちが次々と宣教師として海を渡りました。その主要な目的地の一つが中国でした。彼女たちはいわ... 続きを読む 2021年3月3日
山本和行 自由・平等・植民地性 台湾における植民地教育制度の形成 台湾の近代的教育制度は、いかなる歴史的条件に規定され、「植民地性」を帯びたものとして形成されるに至ったのか。本書では、台湾が日本の植民地となった1890年代に日本「内地」の教育界で議論されていた、教育... 続きを読む 2021年2月24日